病理標本切り出し補助器具

1台20本(2台連結で40本)の針を組織に刺して固定。針と針の間に専用のナイフを差し込んで組織を等間隔に切っていくための補助器具。あらゆる人体組織に対応が可能で、特に胃が癌、大腸癌、膵臓癌、乳癌の症例では有用。
製品の強み
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- 特許商品であるため他社との競合はない。
- 現場からの発想で開発された製品で、高精度に一定間隔での連続切り出しが可能。
- 1台20本(2台連結で40本)の針を組織に刺して固定し針と針の間に専用のナイフを差し込んで組織をスライスして連続で切っていくものであるが、針と針の間隔を変えれば、その幅にあった厚さで組織を切ることができる。
- 1台での使用も可能であるが2台連結で使用する方が組織の固定具合がよく、より高い精度で切ることができる。そのため、2台連結での使用をお勧めします。
- 外科的手術を行う施設すべてが対象で、あらゆる人体組織に対応が可能である。特に胃癌・大腸癌・膵臓癌・乳癌では有用である。
ポリゴン式型枠(Polygon mold)

乳がんの手術で摘出された組織を多角形のこの型枠に固定して、枠型の側面から組織を切り出すための型枠。
切り出した組織を標本にし、そこに癌が存在しているかを検査することで癌が取りきれているかを判断する。
使用方法は名古屋医療センターのHPをご覧ください。
製品の強み
- 病理組織検査現場の声を反映した機能性
polygon moldは多角形の型という意味。乳がんの手術を行う病院が対象で、乳房温存手術の病理診断に用いられる。採取された組織を多角形のこの型枠に固定して、枠型の側面から組織を切り出しその部分を標本にし、そこに癌が存在しているかを検査することで癌が取りきれているかを判断するための型枠である。
- 本製品は硬質ステンレス製で薬品および熱耐性もあるため洗浄・殺菌しながら繰り返し使用可能。
- パラフィンブロック(検査する組織をロウで固めたもの)の個数を減らすことが可能。市原周博士の論文(アメリカ医学雑誌2019.7月号:cancer medicine「Polugon method:A systematic margin assessment for breast conservation」」)によると、ほぼ半減することができる。
- パラフィンブロックの個数を半減することにより、その後の業務(薄切業務、伸展業務、染色業務、封入業務、診断業務)も半減され省力化となる。業務の効率化のみでなく、業務に関わる試薬の削減になる。
- 癌の残存の有無が明確化(高精度な断端陽性部位検出能力)され、手術後の治療選択の適格化(不要な放射線治療の除外など)も期待できる。
- 標本状態に応じて自在に等辺N柱角(N=5~10)を作成できる独自の可変式構造である。
- 各側面断端から切り出した組織スライスは市販の標本用カセットに収容可能である。
- 市原周博士の論文が発表され、海外からも注目されている。
論文(アメリカ医学雑誌2019.7月号:cancer medicine)では、この型枠を使用した10年後の追跡調査もされた。断端陰性と診断された場合、同側再発が6%と極めて少ないと証明されている。この論文の結果から国内だけでなく海外からもこの型枠の存在が注目されている。 - 日本乳癌学会認定施設で耐久性が検証済みであり、国際アカデミーでも紹介された。
- 現在は特許切れの商品だが、類似商品は確認できない。